絵と言葉と

生きることはアートだ。生きるを笑おう、生きるを遊べ!

旅が教えてくれたこと

カンボジア八ヶ岳波照間島御蔵島屋久島...

 

旅した土地はみな、美しい自然と豊かな水にあふれていた。

 

 

生命の根源の水

私たちの周りにいつもある水

それはカタチを変え循環する魂

繰り返すエネルギーのサークル

 

 

様々な経験がしたくて、意気込んで生まれてきたのだ。

 

けれども、私は苦しさや悲しみの方が慣れ親しんでいて、つらい過去を隠れ蓑に変わるのが怖いと駄々をこねていた。

 

人から嫌われることも、好かれることも怖かった。

 

御蔵島のイルカのいる海が、この世界の美しさと私もその一部であることを教えてくれた。

 

屋久島の雄大な自然と奏でられる音楽が、私の中にある根源的な生命力を思い起こさせてくれた。

 

私を受け入れ愛してくれた人たちが、素直にそのままで生きる心地よさと、自分の内なる力に気が付かせてくれた。

 

誰にも傷つけることなど出来ない輝く魂

誰にも縛ることなど出来ない自由な心

 

自分から、あふれ出るものを信じよう

 

過去にとどまることのないように

自分を人に明け渡すことのないように

 

何度も何度でも

 

自分を信じると決意しよう!!!

 

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この文章は2016年5月、Facebookに投稿したものに加筆・修正したものです。

 

 作品タイトル 「Circle」

作品サイズ 約53×41cm

使用画材 パステル・墨

制作年数 2017.05.04

 

 

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光の種

私を変えてくれたのは、私を変えようとはしない人達だった。

 

カウンセラーさんをはじめ、私を力付けてくれた人達は、悩んで立ち止まり続ける私を認め、自ら気づき変わっていくのを信じて待っていてくれた。

 

誰もが、それぞれに必要な経験をし、自らの力とタイミングで変わって行くことを知っているからだろう。

 

憧れるような存在として在ることでしか、本当の意味で人が人に教えられることなど無い気がする。

 

その人の在り方が光の方向を示し、言葉にはならない何かを伝え、結果として人を変えていくのだと思う。

 

私はたくさんの素敵な人達から、様々な光の種をもらった。

 

長い月日を重ね、どんな風に育つだろう。

 

  

先行く人はまるで蛍のようだ。

 

暗闇の中で光る蛍のように、自らの光で人を導く。

 

美しく清らかな場所はこっちだよと。

 

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この文章は2016年8月、Facebookに投稿したものを加筆・修正したのもです。

 

 

作品タイトル 「灯り」

作品サイズ 約40×32cm

使用画材 パステル、墨

2018.03.27

 

 

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鏡 〈詩・絵〉

誰かを非難することは

自分を非難することだ

 

自分の中にある同質なものを排除し

自分を正当化しようとする行為だ

 

反面教師というけれど

私は何かを勘違いしたらしく

制約ばかりの狭い世界の住人になってしまった

 

誰かを否定することは

自分を否定することだ

今の私の中にあるもの

かつての私の中にあったもの

長い転生でやってきたであろうこと

今はまだ知らない新しい世界

 

自分の自由と経験と同じように

相手の自由と経験も尊重しなくては

 

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今はまだ頭でっかち

綺麗事で難しいけれど

心が揺さぶられ波立つけれど

 

それはきっと自分のため

 

過去の出来事を受け入れるため

 

私の中のありとあらゆる可能性と多様性のため

 

誰もがみな旅の途中

 

あらゆる制限を愛で溶かして

すべてを緩やかに抱きしめたい

 

誰かをそのまま愛おしむことは

自分をそのまま愛おしむことだ

 

 

作品タイトル 「鏡」

作品サイズ 約15×15cm

使用画材 パステル、墨

制作年数 2017.03.23

 

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バカで愛される天才~不完全でいて完璧~

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愛されるバカより、嫌われる天才になりたい

 

画家になりたかった10代の頃、尖って言っていた言葉だ

 

バカで愛される天才になりたい

 

今はそう思っている(笑)

 

麻美ちゃんだから、しようがない

 

どうしようもないところを、そんな風に面白がられ愛されたら最高だ!

 

人はきっと生まれながらに、それぞれに備わった才能があって

 

自分を活かす場所と仲間を見つければ

 

あるいは、本来の自分でいると心に決めさえすれば

 

もてる力を発揮し、足りない部分を互いに補いながら

 

生き生きと素直な自分で愛し愛される気がする

 

私はもう、苦しさと我慢を伴う場所にはいられない

 

自由に行きたい場所と仲間を選べること

 

不完全なこの自分で生きるしかないと開き直れたこと

 

それが大人になって良かったことだ

 

不完全でいて完璧

 

矛盾をはらみながら、すべてを包み込む混沌とした

 

そんな優しい世界に私達はきっと生きている

 

この文章は2017年3月、Facebookに投稿したものに加筆・修正したものです。

 

作品タイトル 「翔」

作品サイズ 約67×51cm

使用画材 パステル・墨

制作年数 2017.03.13

 

 

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人生は螺旋階段のように

そのままの自分には価値が無い

 

私をざわつかせる、あらゆる問題の根源に、そんな思いがあることに気がついた。

 

だから幼いころから、親に愛されるために、人に気に入られるために、あれこれと頑張り、いろんなものを貼り付けて、自分の価値を高めようと必死にやって来たのだ。

 

今の自分では必要とされない。お金を稼がなければ認められない。理解されたい、愛されたい、でも今のままでは愛されない。バカにされる、嫌われる。きちんとしなきゃ、頑張らなくっちゃ。

 

善い人間にならなければ、神様から見放される。そんな気持ちがあるのかも知れない。

 

「条件付きの愛なんて要らないよ!」

 

心の中で、神様に暴言を吐いてみる。

 

この苦しさや制限は、他の誰でもない、自らが創り出していることを思い出し、私の神とは自分自身であったか・・・とふと思う。

 

気づきの為の経験、より善くなるプロセス、すべてはうまくいっているということか。

 

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そんな話を新宿で美味しいものを食べながら、大切な人にシェアをした。

 

話をしながら当時の父や母の年齢を思う。

 

無条件に愛して欲しい、理解して欲しいと思うのは子として当然だけれど、親もひとりの人間として未熟であったことは容易に想像がつく。

 

初めて食べる莫久来(ばくらい)や生牡蠣、ウドのてんぷらを食べ、口の中が海になったり、春になったり。

 

胸のざわつきはまだ消えないけれど、美味しい日本酒を飲んで笑っている私は間違いなく幸せだろう。

 

時間はらせん状に進む。

 

高校生の時に読んだ小説に書いてあったことを思い出した。

 

同じところをぐるぐると回っているように思えても、横からみるとちゃんとジグザグに進んでいるらしい。

 

大丈夫、ちゃんと少しずつ進んでいる。

 

未来は明るい。

 

 

この文章は2018年3月、Facebookに投稿したものに加筆・修正したものです。

 

 

作品タイトル 「Prism flower 」

作品サイズ 約35×35cm

使用画材 パステル・墨

制作年数 2017.04.26

 

 

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炎 〈詩・絵〉

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私の中に灯る炎

 

呼び覚まされ動き出す衝動

 

自分さえもわからぬのだから

 

人からの理解を手放すほかない

 

胸のうちに従い降参すれば

 

生命のともしびは

 

生きる歓びとなるか

 

すべてを焼き尽くす大火となるか

 

炎は静かにこの身を燃やし

 

放たれる日を焦がれる

 


作品タイトル 「炎」

使用画材 紙、アクリル絵具、パステル、チャコールペンシル

作品サイズ 約33×23cm

制作年数 2017.01.31

 


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泉 〈詩・絵〉

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水面に映る月の光の道

陽を浴びきらめく波の文様

たゆたうように身をまかせ

思うままに楽しめばいい

 

風や梢のざわめく声を

鳥のさえずる美しい声を

友のささやきや笑い声を

心を澄ませて聴けばいい

 

ぽっかりと空いた心の穴に

いつしか静かな水が満ちていた

樹々や草木が生い茂り

小鳥の集まる泉となった

 

時には大きく波打つ水面を

ひとりぼっちの夜の静寂を

投げ込まれる小石でさえ

そのままを味わえばいい

 

揺れながら

感じながら

あるがまま

 

ただ生きていけばいい

 

 

作品タイトル 「泉」

作品サイズ 約 52×36cm

使用画材 パステル、墨

制作年数 2017.05.12

 

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