絵と言葉と

生きることはアートだ。生きるを笑おう、生きるを遊べ!

Happy New Year 2021

★明けまして おめでとうございます★

2021年、笑顔があふれる素敵な一年になりますように!

今年も、どうぞ宜しくお願いします。
 
 
自分の周りと心の内を幸福で満たしていきたいと思う。

それは半径数メートルの小さなことかも知れない。

けれど、そんな人たちが手を繋げば倍になり

何人もが集まれば、その世界が広がって

いつの間にか、自分がいる場所は、愛に溢れた世界になるんじゃないか...

そんなことを想像している。

まずは自分の世界を美しいものにしていこう!

その場を照らす小さな灯りとなろう。
 
f:id:oceanlily:20210101115950j:image
 
〜 灯り 〜

作品サイズ 約40×32cm
使用画材 紙にパステル、墨
2018.03.27

 

お問い合わせ

メール mami.oceanlily@gmail.com 

 

Facebook

https://www.facebook.com/mami.oceanlily

 

Instagram

mami_oceanlily

 

 

身体の声

『自分らしく生きることは、危険を伴う』

心の奥深く、何層も深く潜ったところに、そんな想いがあることに気づいた。

今まで、臨床心理士のカウンセリングを受けたり、体験を伴う様々な気づきなどで、心の傷やトラウマを癒してきたつもりだったけれど、頑なに握りしめていた信念に気づいて驚いている。
 
 
きっと、頭では解決済みにしたかったのだ。

時折、顔を出し私を困らせていたけれど、見て見ぬふりをしなければ進めなかった程に傷は深かったし、今でなければ手放せなかったのだと思う。

生きづらさの元凶とも言えそうな信念は、定期的に受け始めた、心と身体にアプローチするヒーリングの過程で気がついた。

頭では納得したり、言葉で自分を分かった気になっていても、身体の方は正直で、悲しかったり、苦しかった記憶を蓄積し、もう無理だと悲鳴をあげていたのかも知れない。

この信念は、子供の頃に出来たもので、学校でのいじめと、同じ頃に起きた出来事が原因となっているのは、自分でも分かった。

本来の、のびのびとした性質を何かのきっかけで封じ込めてしまう。

それは誰にでも起こり得ると思ったので、シェアしてみようと思う。
 
 
私のことを天真爛漫だと言ってくれる人がいるが、違う方面から見れば、自由奔放な性質なのだと思う。

本来、人はそれぞれに違った魅力があって、それが素晴らしいことだと思うけれど、閉鎖的な空間では、人との違いが、時に攻撃の対象となってしまう。

大勢の人と、だいたい同じような状態でいることが求められる場では、劣って見えることは、もちろんのこと、優れていることも目立つという意味で嫌われてしまうことがある。

そして自由奔放に振る舞う、行動範囲を広げるというのは、いつの時代も女性にとってリスクを伴う。

ここではあえて触れないけれど、実際に私は怖い体験や、嫌な思いをたくさんしてきた。

『目立たなく、小さくしている方が安全だ』とういう思いを抱えてしまっても、致し方ないだろう。

けれど本能では、自分らしく生きたいと願っているわけで、その葛藤が自分を苦しめ、何重にも封じることで生命力まで失っていったのだと思う。

その他にも、劣っていると感じて、直そうとしてきた自分の性質を掘り起こして、受け入れてみようと思っている。

これは良くないと切り捨てて、一部を封じ込めてしまうことは、全体の生命力も小さくなるのではないかと感じている。

見捨ててしまった部分は、人に誇れるような自分ではないかも知れないけれど、それを隠してしまったことで、自分が分からなくなり、生きづらさを増していたのだと思う。
 
 
『自分らしく生きることは、危険を伴う』

という信念は、なかなか手強くて、自分で向き合ったりヒーリングをしようとしても、抵抗を感じて喉がキュッとしまってしまう。

今まで自分を苦しめてきたと同時に、私を創り護ってくれた想いだからだろう。

私は心と身体に語りかけてみる。

護ってくれて、ありがとうと思っていること。もう大丈夫なこと。この想いを手放しても、私の本質は何も変わらないということ...
 
 
正直に言えば、自分らしく生きることに怖さもある。

けれど、小さな一歩を大切にして、自分を取り戻していこうと思う。

私は今まで、自分に厳しすぎた。

本当は自分にこそ優しく、誰がなんと言おうと味方でなくてはならない対象なのだ。
 
 
自分を取り戻す過程で心がけているのが、身体を感じること。

頭であれこれと考え出す度に『身体の声を聴いて』と、おまじないのように語りかける。

他のフレーズも試したけれど、この言葉が私には合っているようで、身体にフォーカスが向いて、呼吸がすっと楽になる。

ヒーリングで呼吸が楽な状態を知ったら、今までいかに肩に力を入れて、呼吸が浅く、身体を縮こませていたかが分かった。

呼吸が楽な身体の状態に戻るように意識している。
 
 
誰に誇れなくても、褒められなくても、すべてを受け入れて、ユニークな自分を大切にしよう。

遠回りに思えても、今でなければ向き合えなかった大切な気づき。

自分を偽ったり、欠落を埋めるためにたくさんの無駄と思えることをしてきた。

けれど、自分らしさを取り戻す過程やその先には、無駄と思えたことの一つひとつが、活きてくるような気がしている。

f:id:oceanlily:20201224153051j:image 
 
今日の一枚は「Reborn」

人は生きながらにして、何度でも生まれ変われると信じて
 
作品タイトル Reborn

作品サイズ 約 33 × 24cm
使用画材  パステ
2017.09.06

 

お問い合わせ

メール mami.oceanlily@gmail.com 

 

Facebook

https://www.facebook.com/mami.oceanlily

 

Instagram

mami_oceanlily

 

 

 

月まで三キロ

【 ブックレビュー 】

『月まで三キロ』 伊与原 新

6つの物語による短編集
 
宇宙や地層、気象などに詳しい人物が、主人公と対話する形で登場する。

理学系の知識に溢れた人たちは、堅物ではないけれど、ちょっぴり変わり者で、ロマンチストだったりする。

物語の主人公は、事業に失敗し、離婚や親の介護が重なり、人生に絶望している男性。

母親を病気で亡くした少女と、その父親。

人生の時間の大半を家族の為に、費やして来た女性など...

何事もなく暮らしているように見えても、それぞれに悩みを抱えていたり、後悔している過去がある。

そんな人たちが、偶然出逢った人から、何気ない会話の中で、月についての知識や想い、素粒子や宇宙についての話、湖の地層から推測出来る世界についての話を聞く。

時間や距離が、果てしなく広がる未知な話は、日常の私たちの暮らしとは違う物差しとなって、主人公の膠着していた心に風を吹かせる。

「エイリアンの食堂」に出てくる少女とプレアさんの会話が素敵だ。

謎の女性プレアさんは、少女にこう語りかける。

「体には水分が多いでしょ。水は、酸素の原子に水素の原子が二個くっついたもの。水素は、海になり、雲になり、雨になり、生き物の体も作りながら、地球を巡っている。あなたもわたしも、一三八億年前の水素でできている。だから、わたしたちはみんな、宇宙人」

あまりにも素敵で、会話をそのまま抜粋したけれど、私も今度、人から何者かと尋ねられたら「宇宙人です。」と言ってみようか。

勧められて読んだ、初めての作家の作品。プロフィールを見ると東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程終了とあった。

なるほどの経歴。私のような物理、科学が苦手で、知識がまったく無くても楽しめる物語だった。

どのストーリーも読後感は爽やか。

天王寺ハイエイタス」に出てくる、どうしようもない伯父さんが好きだ。

最後の短編「山を刻む」も、物語の続きを想像してワクワクした。

体験を伴った新しい知識や人との出会いは、人生を変えてしまう力すら持つ。

作者の人に対する眼差しが、どこまでも優しく温かい。何度も繰り返し読みたくなる物語。
 
 
〜ブックレビュー&アート〜
 
今回は、プレアさんの会話から選んだ一枚。「Circle」は惹かれ続けているテーマ
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
死は特別なことではない
水がかたちを変え循環するさまに
繰り返す魂のサークルを思う

先に逝った大切な人も
きっと水の一滴なのだ

私もかつては姿を変え
幾度も今ここではないどこかで
エネルギーのひとつであっただろう
 
 
作品タイトル 「Circle」

作品サイズ 約53×41cm
使用画材 紙にパステル、墨
2017.05.04

#伊与原新 #月まで三キロ #ブックレビュー


f:id:oceanlily:20201209150240j:image

 

お問い合わせ

メール mami.oceanlily@gmail.com 

 

Facebook

https://www.facebook.com/mami.oceanlily

 

Instagram

mami_oceanlily

 

 

 

善く生きる

善い人になるのと、善く生きるというのは、似ているようで違うよな。

今、西洋占星術に興味があるのだけれど、生まれた時の星の配置から、色々なことが分かるという。

まだ勉強し始めたばかりで、自分のホロスコープを詳しく読むのは無理なんだけれど、2〜4分類で簡単に性質を見る方法がある。
 
 
私の星の配置は、4元素で見ていくと10惑星中、火(精神、情熱)が5個、風(知識、コミュニケーション)が4個、水(感情、情緒)1個で、土(物質、安定感)0個

火に風が吹けばどうなるか、容易に想像が着くように、火は燃え上がり情熱的に、前進・拡大を求めるタイプ

2分類で分ければ、10惑星中、男性宮が9個と積極的で外交的な性質なのだ。

とても偏っている。現実的で堅実さや忍耐力を象徴する土が無い。

内向的ではないのか...意外な気もしたけれど、確かに子どもの頃から、我が強いと言われて来た。

我が強くて気性が激しい。これを治そうと思って来た。

私は内向的というか、苦しいことから逃げるように、閉じこもっている時期が長いだけかもしれない。

生きることが苦しくて、心理学や哲学、精神世界など様々な本を読み、生き方を模索してきた。

輪廻転生があるのなら、もう生まれたくない。これでおしまい。解脱したいくらいの勢いで、善い人間に成りたかった(笑)

劣等感が強くて、まともな人間になりたい。馬鹿にされたくない。失敗したくない。

怖い、苦しい。でも頑張らなくちゃが心の声だ。
 
 
さて、ごうごうと燃え盛る炎を何処へ向ければ良いのだろう...

そんなことを昨夜、ベッドの中で考えていてハッとした。

外へ向けることなく、内で燃え続ける炎は、自らを痛めつけて来たのではないか...

ハッとどころかゾッとした。占星術から見れば、持って生まれた性質を活かすどころか殺している。

善い人間になりたい。まるで妖怪ベムのように(見たことないけど)願っていた。

けれど大切なのは、善い人になるのではなく、善く生きることなのだと、こんな当たり前のことを今更ながら深く感じている。

あ〜あ。解脱は、お預けだな(笑)

失敗しても、立派でなくても、私は私を生き切らなければいけない。

4年も前に描いた絵と詩が、この気づきにリンクしていて面白い。

 
f:id:oceanlily:20201128153947j:image

 
私の中に灯る炎

呼び覚まされ動き出す衝動

自分さえもわからぬのだから

人からの理解を手放すほかない

胸のうちに従い降参すれば

生命のともしびは

生きる歓びとなるか

すべてを焼き尽くす大火となるか

炎は静かにこの身を燃やし

放たれる日を焦がれる

 
作品タイトル 「炎」

使用画材 紙、アクリル絵具、パステル、チャコールペンシル
作品サイズ 約33×23cm
制作年数 2017.01.31

 

 

お問い合わせ

メール mami.oceanlily@gmail.com 

 

Facebook

https://www.facebook.com/mami.oceanlily

 

Instagram

mami_oceanlily

 

 

 

 

秋の空と焼きそばパン

東京は雲ひとつない秋晴れ

 


近所のスーパーで、お昼を買って公園へ

 


芝生の上で裸足になって、焼きそばパンを頬張る。

タルタルフィッシュバーガーも美味い。マヨラーとしては、追いマヨが出来ないのが残念なところ。

 


満腹になったら、そこはやっぱりお昼寝でしょ🎶

 


芝生にひとり寝そべる45歳女性は怪しいのか...いや、自分たちのことに精一杯で、意外と誰も見ていないものさ...などと思いながら寝転がる。

 


しばらくして膝に何かが当たって目を開けたら、3歳くらいの小さな女の子がこちらを覗き込んでる。

 


可愛い訪問者に、思わず大笑いして「こんにちは!」と話しかけるも、母親が大慌てで「ごめんなさ〜い!」と連れ去っていってしまった(笑)

 


今日は本も持っていったけれど、寒くなって来て、一時間ちょっとで撤収。

 


本から顔を上げると、物語とは別世界が広がっていてコントラストが面白い。

 


土曜日の公園は、家族連れがいっぱいで、平和な空気に満ちている。

 


芝の匂いも土の匂いも、ほんのりと漂う銀杏の香りも心地いい。

 


次はもっと温かくして行こう。そして焼き芋食べるんだ🎶

f:id:oceanlily:20201114174815j:image

いつも側にあるという

夫の命日、今年はお墓参りに行ってきた。

こういう節目というのは、自らの生き方を問われるようで、心なしか緊張する。

亡き人の分まで、頑張って一生懸命に生きなきゃいけない...

誰に言われた訳でもないのに、そんなプレッシャーがどこかにある。

「もっと気楽に、自由に生きて良いんだよね?」

空を見上げて尋ねてみる

「それは自分が決めることだよ。誰の許可も要らないよ。」

生きていた頃と、まんま変わらない彼の言葉が風にのって届いた。
 
9月の終わりの出来事だけれど、記憶に留めておきたくなって、やはり書き残すことにした。

いつも護ってくれてありがとう!
f:id:oceanlily:20201014231157j:image
写真はその時の青空🎶

みんなちがって、みんないい

f:id:oceanlily:20201008214011j:image

YouTubeを見ていたら、ある人が自分が思うプロとは、どういうものかを語っていた。

それを見ていて、自分との違いに、うっかり落ち込みそうになる。

いや、でもちょっと待てよ。それはその人の価値観であって、この世の全てに当てはまる答えではない。

意見というのは、その人が正しいと思っていること。そうであって欲しい理想だったりする。

もしかすると、自分を奮い立たせるために言っているのかもしれない。

自分を正当化するために、そうでないものを否定している場合だってある。本人すら無自覚に。

「これが正しい。こうするべき、ああした方がいい。」

自分に自信がなければないほど、そんな声に踊らされる。

人と比べ、何かが足りない気持ちになって、もっと努力して立派な人にならなきゃと思う。

誰かに認めてもらうことは、一時的な安心が得られるけれど、自分自身が満足していなければ幸福感は薄い。

みんなが欲しがっているものを欲しいと思わされていないか...

みんなが羨ましがっているものを欲しいと思い込んではいないか...

最近、そんな思いが頭をよぎる。

私は何のために努力をしているのだろう。

間違うことが怖い。軽んじられたくない。認められたいという思い...

その対象は、ぼんやりとした幻影、不確かな存在。原型は親だろうか。

そんなことはもうやめにして、心の平穏さや幸福感、満足を追求したい。

外側の世界ではなく、内側に目を向けよう。

本当に欲しいものは何だろう。

内なる声に耳をすます。
f:id:oceanlily:20201008213941j:image
作品タイトル『光と闇』(部分)

使用画材 パステル、墨
2016.11.20

 

お問い合わせ

メール mami.oceanlily@gmail.com 

 

Facebook

https://www.facebook.com/mami.oceanlily

 

Instagram

mami_oceanlily