絵と言葉と

生きることはアートだ。生きるを笑おう、生きるを遊べ!

小さなオアシス

家のあちこちに、お気に入りを飾っている。

前を通り目にするたびに、可愛らしさや美しさに心が華やぐ。

レインボーの入ったクリスタルを洗面所に置いたら、手を洗うたびに虹が見られて気分が良い。

手を洗うことが多くナーバスになりがちな心をキラキラとした光や植物が和ませてくれる。

普段は火を灯してないけれど、このキャンドルをバスルームに持ち込んで、ゆったりと一日を終えるのが最近のお気に入り。

しもぶくれの可愛い顔のお雛様は、結婚後に自分用に買い求めたもの。実家のお雛様も丸顔だったから、シュッとした顔立ちより、ぽてっと顔に癒される。

石垣島の旅で、お土産に買った絵葉書はお手洗いに。クリスタルとアイビーを乗せたお皿は沖縄の海のイメージ。

断捨離と掃除をしながら、家に置くものを丁寧に見極めて、大切にしたいものを残した。

新しいものも取り入れ、植物やお花を飾ったら、とても心地良い空間になってきた。

ほんの小さなことだけれど、美しいと感じる瞬間が、心の栄養になることを実感している。

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★★★ 個展のお知らせ ★★★

2021.11.12〜17 銀座奥野ビル601号室 ギャルリーラーで個展をします

かなり先なので、お知らせというよりは、自分のやる気スイッチを押すための宣言です!

このような状況で、先のイベントを企画するのは、迷いと不安がありましたが、その時々の最善を選択していこうと思います。

絵画作品を中心に、空間を彩るインスタレーションもしたい。来てくれた方が楽しんでくれる小さな企画も盛り込もう...

沢山のアイデアやイメージをカタチにしていきます!

場所は銀座一丁目駅すぐの奥野ビル

三年前にも個展をさせて頂いた601号室ギャルリーラーです。

実物の絵を見てみたい。ワークショップあったら参加したいという声を多く頂き、とても励まされました。

いつも応援ありがとうございます。
 
創作に励みます!!!
 
制作過程など、随時アップしていきますね!
 
 
写真は、マスクを一瞬外しての久々の自撮り奥野ビル
 
2019年9月 荒川区アッシュカフェでのインタレーション作品 「Circle〜祈り〜」
 
2020年作品
「花のように風のように海のように」左上
「Oneness」右下

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やっちゃえ!まみちゃん

「やっちゃえ NISSAN」というCMがあるけれど、キッチンでお皿を洗いながら、ふと思いつきで真似てみる。

「やっちゃえ!まみちゃん」と心の中で言ったら、あまりのくだらなさに面白くなって、気分が明るくなった。


短いフレーズに雰囲気がうまく凝縮され、思わず使いたくなるキャッチコピーや流行りの言葉がある。

古くは「おいしい生活」当時のことは知らないけれど、糸井重里は凄いな、名コピーだなと思わず頷いてしまう。

最近の流行りの言葉だと「〇〇沼」とか「きゅん」とかかな。

私も誰かにキュン死して、沼にハマりたい(笑)
 
 
話は変わるが「自分を愛する」という言葉がよく使われるけれど、私はなかなか咀嚼できない。

どんな自分も受け入れるとか、許す(赦す)という意味だと思うが、これが難しい。

「自分を好きになる」と言い換えてみても、好きだと思える自分にならなきゃという意識が働いてしまう。

けれど「自分を面白がる」なら出来る気がする。

ダメな自分を面白がる。調子乗ってる自分を面白がる。笑っちゃう。

面白がるというのは、そんな自分を眺める視点になるので、まさにマインドフルネス?!

生きていれば、いい時も悪い時もあって、様々な感情が湧き上がる。

自分の中のアレコレに白黒、正誤をつけずに混沌をそのままにする。

心の中のジャッジが少なくなれば、外の世界にも優しさを多く見つけられるだろう。
 
 
どんな出来事も、ユニークな自分も面白がろう。

「やっちゃえ!まみちゃん」

気持ちが上がっちゃう↑↑↑フレーズ、ぜひ一度お試しあれ!
 
 
 
今日の一枚は、その華やかな美しさに、思わず足を止めた椿を描いた作品。詩とともに


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鮮やかに大らかに

ただ咲けばいい

人は誰しも

この世に生を受けた時から

美しきこの世界の

主人公なのだから
 
 
作品タイトル ー椿ー

作品サイズ 26×21cm
使用画材 パステ
2018.04.15

 

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ほんもの

“ほんもの”が欲しい。“ほんもの”しか要らない。

そんな想いが湧き上がってきた。

みんなが言うホンモノではなく、自分にとっての“ほんもの”

自分を取り巻くエネルギー(人や物との関係)を“ほんもの”で満たしたい。
 
 
正直に言えば、私はすごく寂しくて弱かったから、その場しのぎも多かった。

その時々では、気持ちを紛らわしたり、いっときの安らぎを得たりと役割を果たしていたとは思う。

けれど心の痛みも喉の渇きも、本当に欲しいものでなければ癒えない。

元気になってきた今、自分を本当に大切なもので満たしたいという気持ちになった。
 
 
それには“ほんもの”を見極める目が必要だし、それに見合う自分になることも大事だ。

新たに何かを身に付けるということではなく、どんどん削ぎ落として自分の本質に近づくイメージ。

もののけ姫』アシタカの「曇りなき眼で見定め、決める」という言葉を思い出した。

自分にとっての“ほんもの”を曇りなき眼で見定めよう。

こんなもんかなんて諦めないで、不要なエネルギーを脱ぎ捨てて、身軽になって歩き出そう!
 
 
写真は、小さなガネーシャのお守り。金色に輝いていて美しい。

わずか2cm程のシトリンに丁寧な細工が施されていて、ミニチュア好きにはたまらない可愛さ!

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Happy New Year 2021

★明けまして おめでとうございます★

2021年、笑顔があふれる素敵な一年になりますように!

今年も、どうぞ宜しくお願いします。
 
 
自分の周りと心の内を幸福で満たしていきたいと思う。

それは半径数メートルの小さなことかも知れない。

けれど、そんな人たちが手を繋げば倍になり

何人もが集まれば、その世界が広がって

いつの間にか、自分がいる場所は、愛に溢れた世界になるんじゃないか...

そんなことを想像している。

まずは自分の世界を美しいものにしていこう!

その場を照らす小さな灯りとなろう。
 
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〜 灯り 〜

作品サイズ 約40×32cm
使用画材 紙にパステル、墨
2018.03.27

 

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身体の声

『自分らしく生きることは、危険を伴う』

心の奥深く、何層も深く潜ったところに、そんな想いがあることに気づいた。

今まで、臨床心理士のカウンセリングを受けたり、体験を伴う様々な気づきなどで、心の傷やトラウマを癒してきたつもりだったけれど、頑なに握りしめていた信念に気づいて驚いている。
 
 
きっと、頭では解決済みにしたかったのだ。

時折、顔を出し私を困らせていたけれど、見て見ぬふりをしなければ進めなかった程に傷は深かったし、今でなければ手放せなかったのだと思う。

生きづらさの元凶とも言えそうな信念は、定期的に受け始めた、心と身体にアプローチするヒーリングの過程で気がついた。

頭では納得したり、言葉で自分を分かった気になっていても、身体の方は正直で、悲しかったり、苦しかった記憶を蓄積し、もう無理だと悲鳴をあげていたのかも知れない。

この信念は、子供の頃に出来たもので、学校でのいじめと、同じ頃に起きた出来事が原因となっているのは、自分でも分かった。

本来の、のびのびとした性質を何かのきっかけで封じ込めてしまう。

それは誰にでも起こり得ると思ったので、シェアしてみようと思う。
 
 
私のことを天真爛漫だと言ってくれる人がいるが、違う方面から見れば、自由奔放な性質なのだと思う。

本来、人はそれぞれに違った魅力があって、それが素晴らしいことだと思うけれど、閉鎖的な空間では、人との違いが、時に攻撃の対象となってしまう。

大勢の人と、だいたい同じような状態でいることが求められる場では、劣って見えることは、もちろんのこと、優れていることも目立つという意味で嫌われてしまうことがある。

そして自由奔放に振る舞う、行動範囲を広げるというのは、いつの時代も女性にとってリスクを伴う。

ここではあえて触れないけれど、実際に私は怖い体験や、嫌な思いをたくさんしてきた。

『目立たなく、小さくしている方が安全だ』とういう思いを抱えてしまっても、致し方ないだろう。

けれど本能では、自分らしく生きたいと願っているわけで、その葛藤が自分を苦しめ、何重にも封じることで生命力まで失っていったのだと思う。

その他にも、劣っていると感じて、直そうとしてきた自分の性質を掘り起こして、受け入れてみようと思っている。

これは良くないと切り捨てて、一部を封じ込めてしまうことは、全体の生命力も小さくなるのではないかと感じている。

見捨ててしまった部分は、人に誇れるような自分ではないかも知れないけれど、それを隠してしまったことで、自分が分からなくなり、生きづらさを増していたのだと思う。
 
 
『自分らしく生きることは、危険を伴う』

という信念は、なかなか手強くて、自分で向き合ったりヒーリングをしようとしても、抵抗を感じて喉がキュッとしまってしまう。

今まで自分を苦しめてきたと同時に、私を創り護ってくれた想いだからだろう。

私は心と身体に語りかけてみる。

護ってくれて、ありがとうと思っていること。もう大丈夫なこと。この想いを手放しても、私の本質は何も変わらないということ...
 
 
正直に言えば、自分らしく生きることに怖さもある。

けれど、小さな一歩を大切にして、自分を取り戻していこうと思う。

私は今まで、自分に厳しすぎた。

本当は自分にこそ優しく、誰がなんと言おうと味方でなくてはならない対象なのだ。
 
 
自分を取り戻す過程で心がけているのが、身体を感じること。

頭であれこれと考え出す度に『身体の声を聴いて』と、おまじないのように語りかける。

他のフレーズも試したけれど、この言葉が私には合っているようで、身体にフォーカスが向いて、呼吸がすっと楽になる。

ヒーリングで呼吸が楽な状態を知ったら、今までいかに肩に力を入れて、呼吸が浅く、身体を縮こませていたかが分かった。

呼吸が楽な身体の状態に戻るように意識している。
 
 
誰に誇れなくても、褒められなくても、すべてを受け入れて、ユニークな自分を大切にしよう。

遠回りに思えても、今でなければ向き合えなかった大切な気づき。

自分を偽ったり、欠落を埋めるためにたくさんの無駄と思えることをしてきた。

けれど、自分らしさを取り戻す過程やその先には、無駄と思えたことの一つひとつが、活きてくるような気がしている。

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今日の一枚は「Reborn」

人は生きながらにして、何度でも生まれ変われると信じて
 
作品タイトル Reborn

作品サイズ 約 33 × 24cm
使用画材  パステ
2017.09.06

 

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月まで三キロ

【 ブックレビュー 】

『月まで三キロ』 伊与原 新

6つの物語による短編集
 
宇宙や地層、気象などに詳しい人物が、主人公と対話する形で登場する。

理学系の知識に溢れた人たちは、堅物ではないけれど、ちょっぴり変わり者で、ロマンチストだったりする。

物語の主人公は、事業に失敗し、離婚や親の介護が重なり、人生に絶望している男性。

母親を病気で亡くした少女と、その父親。

人生の時間の大半を家族の為に、費やして来た女性など...

何事もなく暮らしているように見えても、それぞれに悩みを抱えていたり、後悔している過去がある。

そんな人たちが、偶然出逢った人から、何気ない会話の中で、月についての知識や想い、素粒子や宇宙についての話、湖の地層から推測出来る世界についての話を聞く。

時間や距離が、果てしなく広がる未知な話は、日常の私たちの暮らしとは違う物差しとなって、主人公の膠着していた心に風を吹かせる。

「エイリアンの食堂」に出てくる少女とプレアさんの会話が素敵だ。

謎の女性プレアさんは、少女にこう語りかける。

「体には水分が多いでしょ。水は、酸素の原子に水素の原子が二個くっついたもの。水素は、海になり、雲になり、雨になり、生き物の体も作りながら、地球を巡っている。あなたもわたしも、一三八億年前の水素でできている。だから、わたしたちはみんな、宇宙人」

あまりにも素敵で、会話をそのまま抜粋したけれど、私も今度、人から何者かと尋ねられたら「宇宙人です。」と言ってみようか。

勧められて読んだ、初めての作家の作品。プロフィールを見ると東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程終了とあった。

なるほどの経歴。私のような物理、科学が苦手で、知識がまったく無くても楽しめる物語だった。

どのストーリーも読後感は爽やか。

天王寺ハイエイタス」に出てくる、どうしようもない伯父さんが好きだ。

最後の短編「山を刻む」も、物語の続きを想像してワクワクした。

体験を伴った新しい知識や人との出会いは、人生を変えてしまう力すら持つ。

作者の人に対する眼差しが、どこまでも優しく温かい。何度も繰り返し読みたくなる物語。
 
 
〜ブックレビュー&アート〜
 
今回は、プレアさんの会話から選んだ一枚。「Circle」は惹かれ続けているテーマ
 
 
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死は特別なことではない
水がかたちを変え循環するさまに
繰り返す魂のサークルを思う

先に逝った大切な人も
きっと水の一滴なのだ

私もかつては姿を変え
幾度も今ここではないどこかで
エネルギーのひとつであっただろう
 
 
作品タイトル 「Circle」

作品サイズ 約53×41cm
使用画材 紙にパステル、墨
2017.05.04

#伊与原新 #月まで三キロ #ブックレビュー


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