家からバスで10分少々の大型ショッピングモール、遊歩道に面した店でサンドイッチを食べていた。
妖精舞踏音楽会での個展が終わって一息つき、心の中はかつてないほどの充足感に満ちていた。
ふと気づく、かつてこの場所、同じ店のカウンターで、ぽろぽろと涙をこぼしながらメールをしていたことを
夫が亡くなって、今年の9月で丸5年になる。
その日も何か用事があって来たのだろう。葬儀まで数日空きがあり、お昼をとりながら葬儀の案内やお知らせを友人、知人らにしていた。
時を経て、同じ空間での、あまりに違う気持ちの対比。
今は幸せだとか、元気になって良かったとか、そういう感情はない。
人は、ずっと同じ気持ちで過ごすことなど出来ないのだという思いが湧く。
喜びも悲しみも、抱え続けることなど出来ず、時は移ろい私は変わり続ける。
余裕の無いほどに、精一杯に生きて来たから、後悔と言って思い浮かぶことがない。
思い悩んだり出来なかったことも含めて、その時々の最善最良だ。
悲しがったり、悔しがったり、泣いたり笑ったり、私は今も忙しい。
いろんなものを飲み込んで、すべては流れ移ろいゆく。
握りしめずに、心を大きく開いていこう。
子どものように素直に、泣いたり笑ったり、時に大喧嘩をしたりしながら
一瞬一瞬を思いっきり生きようと思う。
↑ ↑ ↑ こちらをクリック