残された者の人生が、それぞれ始まる
長崎のお盆、爆竹で賑やかに、亡き人を極楽浄土に送るドキュメントを
猫のユキをお腹に乗せて見ながら涙する
死者を出したことのない家など無い、お釈迦様の例え話を思い出す
お盆とは、死者との距離がぐっと縮まる橋のようなものだ
亡き人への想いを語り、生きる人たちの今に光を下ろす
どんなに悲しくとも、今日を生きて行く
それが死者への葬いなのだと
上野の不忍池に一面に咲く蓮の花を見て
極楽浄土とはこんな感じかと、多くの魂に想いを馳せた
帰って気付けば8月6日であった
そして、お盆のあいだ中ずっと、蓮の花を描いている
気にしていなくとも、ちゃんと繋がっているのだ
自分の感覚を信じようと心に誓う
あちらこちらで偲ばれて、贅沢三昧であろうかと
夜食のカップラーメンで夫を偲んだ
想い想われ、彼方此方の橋で
そちらはどうかと話に花が咲いているに違いない
蓮の花 制作過程 2018.08.21
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