絵と言葉と

生きることはアートだ。生きるを笑おう、生きるを遊べ!

響き合わさり風となれ

個展を無事に終えることが出来て、心底ほっとして今日は昼までゆっくり寝た。

ここ数日は、お求め頂いた作品の発送準備や、事務的な作業をしている。

個展の開催を決めた際に、多くの方から「成功をお祈りしています。」「成功だけをイメージしてね。」と言ってもらった。

私の中で、「成功とは何だろう。」と心の中に静かな問いが生まれた。

経済社会で生きる上で、絵が売れることが分かりやすく成功だろう。

事実、今回の個展で作品をお求め頂いた時は、スキップするほど小躍りするほど嬉しかった。

憧れの銀座で個展を決めたものの、誰も来てくれなかったらどうしよう。一枚も絵が売れなかったらどうしよう...

江戸っ子で見栄っ張りな私としては、それが一番の恐怖だった。
f:id:oceanlily:20181001135851j:image

生きていて、救われたと思う瞬間がある。

絵や詩、文章が誰かにのもとへ届き、心を震わせ、その反応が返って来た時だ。

今回の個展でも、Facebookの普段の投稿でも、それぞれの心のうちに起こったことをコメントやメールで伝えて下さる。

わけもなく涙がこぼれた。封じていたものを呼び起された。表現してくれてありがとうと言ってもらう。

表現するものにとって、こんなに嬉しいことはない。

f:id:oceanlily:20181001135731j:image
 

個展の期間中、絵を通してエネルギーの交換、循環をしているのだと気づいた。

お求め頂いた方の家で新たなエネルギーの展開をすることもあれば、会場、あるいはWEB上で見た方に届き、心や言葉の交流として展開する。

目に見えるもの、見えないもの。エネルギーの循環。

オープニングライブでは、音楽や、いらした方のエネルギーが合わさって、その力は空間や場を変えるほどであることをアートの持つ可能性を教えてもらった。


自分のうちに湧き上がることを表現して、心を響かせ合う。

側にいる人と心を通わせ、笑顔になったり、涙したり。時には違和感や怒りとして影響し合う。

生きることそのものがアートで、人は誰しも否が応でも表現者だ。

今回の個展を通じて、共鳴出来る方々に出逢えたことは大きな財産だ!

大成功で個展を終えられたということだろう。
f:id:oceanlily:20181001140104j:image

しかし、自分の営業能力の無さには心底呆れた。

友人に対しては、購入したい気持ちを止めてしまった感すらある。

なぜだ?なぜなんだ???

私の謎の態度をよそに、絵をお求め下さった方、オーダーのご依頼がなかったら、どうなっていたのか…

思い切って購入して下さった方のお陰で、表現者としての自覚、更なる挑戦への勇気をもらう。

遅刻しそうになりながら、ノーメイクで銀座に通い、くたびれた日にはジーンズにスニーカーという姿に作家と気づいてもらえないなどなど、相変わらずのマイペースっぷりを笑われた。


大事な反省点として、タイトルの下に鉛筆で書いた価格が見えづらかったらしい。

何人もの方から、販売はしないのと聞かれ、4日目の朝にマジックで書き直した。

気になった絵があった皆さま、個展が終わっても絶賛販売中ですよ〜(笑)

お気軽にお問い合わせ下さい!


日々心を震わせながら、良い作品を生み出していこうと思います。

すごい長文になってしまった。最後まで読んでくれて本当にありがとう!!!

 

 

www.facebook.com

 

www.instagram.com