絵と言葉と

生きることはアートだ。生きるを笑おう、生きるを遊べ!

あのころの未来

夫が大好きだったカップヌードルとコーラで、今は亡き人たちを偲ぶ。

カップ麺のパッケージが懐かしワードになっていた。

いくつもある中から「ドロンしま〜す」を選んだ。

お先にドロンします!ユーモアたっぷりだった夫が言いそうな言葉だ(笑)

そちらの世界はいかがでしょうか。

ご存知でしょうが、こちらの世界は結構大変なことになっています。
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今年の夏には、ちょっぴり特別な想いがあった。

オリンピック招致で『TOKYO』と発表されたのが2013年9月8日

その発表があった少し後、夫は急激に体調が悪くなり、自宅療養から再入院し、9月の下旬に亡くなった。

東京開催の発表があった時、夫や友人と7年後の2020年なんて想像出来ないと語り合った。

どんな日々を過ごしているだろう。あまりに遠い未来に思えてイメージ出来なかった。
 

 
今、その地点に立ってみれば、一日一日の積み重ねで、あっという間だったとも言えるし

あまりに多くの出来事があったから、あの頃が遠い記憶のような気もする。
 
 
新型コロナウィルスが世界的に流行して、東京オリンピックが開催されない2020年夏

想像もつかなかった『今日』を普通に迎え、心穏やかに過ごせていることに感謝する。
 
 
アルバムを開いたら、夫の手書きの中島みゆきの「おまえの家」のコード表が挟んであった。

蓮の絵を描きながら、中島みゆきを聴く。歌いながら、ご機嫌になってくる。

亡くなる少し前、ベッドの中で音楽のことやくだらない話で盛り上がって、大笑いしながら明け方になってしまった夜のことを思い出した。
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私もあと5年経つと、夫が亡くなった時の年齢になる。

そのことが最近妙に気になり、焦りというか怖さを感じている。

この先5年、10年後に何をしているかなんて想像がつかない。

まぁ、焦ったところで仕方ない。

目の前のこと、今ここを大切に生きていくだけだ。自分らしく、明るく朗らかで在ろう。

一度きりの人生楽しもう!夫がよく言ってくれた言葉をお守りに。
 
 
懐かしい人たちの顔や、思い出が浮かんでは消えるお盆

優しかった夫や、命を繋いでくれたご先祖様に感謝と祈りを送る。

生きている時と同じように、私にエールを送り続けてくれる夫に、ありがとうと。

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