絵を描くことは、生きることに似ている。
前にやったことなど役には立たず、常に試行錯誤。
下手な私にノウハウ(人生訓)など語れるはずも無い。
冒険と修正。修正し過ぎてつまらない絵になり、また次のベストと思う一手を加えての積み重ね。
見慣れた自分から離れて、他者の目になるよう試したりもする。
遠く離れて眺めてみたり、鏡に映してみたり。
調子に乗って天才だと思った次の瞬間、失望することも多い。
手を止めれば完成は遠のき、諦めれば、そこで終わり。
描き続けるのは、絵を描くことに魅せられ、誰のためでもなく私自身が表現の行き着く先を見届けたいから。
これを書いていて、大切なことに気がついた。
取り戻せない失敗はない!
幾重にも重ねた分だけ、味わい深い自分だけの色になる。
そこにはもう、上手い下手などない。(と信じよう!)
まっしろなワタシの(アナタの)キャンバスには、今どんな絵が描かれているだろう。
そしてこれから、どんな風に描いて行こうか!
誰の様でもない終わりなき旅を
ここに載せた絵は、鉛筆などの下書き無しで描いた作品。
描きながら、どのように構成していくかを決めていった。
ある程度、構図を決めて取り掛かる場合もあれば、クリスタルの絵などは、途中からイルカと鳥の姿が見えて来た。
波の音が聞こえるように。花が舞い上がり、さわやかな風が吹くような...
水彩絵具を使ってLIVEで描くのが今の気分。
次はアクリル絵具に挑戦したいと思っている。丸いキャンバスが使ってみたい!
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