絵と言葉と

生きることはアートだ。生きるを笑おう、生きるを遊べ!

創作とテルーの唄と私

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★製作過程★

随分と下絵に時間がかかったけれど、いよいよ色をのせていく。

構図は想いを伝える上で大事な部分なので、描いては消してを繰り返して、納得いくまでやり直す。

ただ単に絵が下手で、形を取るのが遅いというのもある(笑)

10年以上、絵から離れた時期もあるけれど、再開して良かったと思うことの一つは、今までの経験が何ひとつ無駄ではなかったと思えたこと。

悲しみも痛みも苦しさも昇華し、美しいものを創造することができる。

以前の個展のタイトルに「いのちのプリズム」とつけたけれど、喜びも悲しみも光の一側面であるという想いがある。

この絵のモデルとなった御蔵島の巨樹は昨年、残念ながら倒れてしまったけれど、悠久の時の流れや神聖な空気を込められるように頑張りたい。

新鮮な気持ちでといえば格好がいいが、毎回苦労して、試行錯誤しながら描いている。前回やったことなど、役に立たないと思うこともしばしば。

この絵を描きながら、ジブリゲド戦記「テルーの唄」をリピート再生していたら、絵と唄と気持ちとがリンクして、何とも言い難い心境になった。

映画ゲド戦記の記憶はないが、この詩を書いた宮崎吾郎監督、笑ってもらって結構だけれど、宮崎駿(創作の苦労が桁違いなのは承知の上で)シンパシーを勝手に感じて、ものづくりに携わる人々へのエールのように感じた。

心の神聖な領域に、静かに寄り添うような唄。

絵を純粋に楽しんでもらうために、あまり制作のしんどさを言うのは辞めようと思っている。(好きなことをしている上での、贅沢な苦労だしね)

個人的な体験も今まで赤裸々に語ってきたけれど、マイナスにならないだろうかと迷うことも多い。

でもまぁ、今日はこんな感じの投稿です。

キャンドルを灯したり、お気に入りのクリスタルを側に置いて描いている様子を載せてみました!

いろんなものを削ぎ落として、ピュアな気持ちで描きたい。

 

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