絵と言葉と

生きることはアートだ。生きるを笑おう、生きるを遊べ!

光に満ちて

ものごとはシンプルに

「やるか、やらないか。」

ただ、それだけなのだと思う
 
 
あれを手に入れたら...

悲しみが癒えたら...

怖れが無くなったら...
 
 
足りないものを補うという

一見、真っ当な理由を盾にして

本当に大切なことを後回しにしてしまう
 
 
不足感、心細さや寂しさなどは

意識的か無意識かは分からないけれど

それを満たす優しいふりをした

支配的な関係や依存を招きやすい
 
 
これからは自身にも、周りの人たちにも

その人本来の姿『光に満ちた状態』に

目を向けていきたいと思う
 

寂しさを紛らわしたり

痛みを分かち合うのではなく

触れ合った後に力が湧いて

不足感すらどうでも良くなるような

そんな関係を持ち続けたい
 
 
不足感に囚われそうになったり

心細くて寂しさの沼に沈んだり

そんなことを散々繰り返して

そんな風に思うようになった
 
 
必要なものは目の前に用意されていて

必要な力は既に備わっている

自分を信じて行動して行こう!
 
 
自分への戒めと、エールを込めて!
 
 

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叡智 〜source〜

約270×224×20mm
水彩絵具、墨 木製パネルに紙貼

2020.03.05

 

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天体ショーと気づきと頭痛

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夏至に日食、新月という天体ショーの影響か、頭痛と吐き気で2日間も寝込んでしまった。

最近始めたホメオパシーも大して効かず、保冷剤を頭に当てながら頭痛が通り過ぎるのを待った。

ちょっと精神的にダメージを食らうことがあって凹んだまま、体調を崩した。

自分の神経質さに嫌気がさす。
 
 
今日、洗い物をしながら、とおりゃんせ〜とおりゃんせ〜と歌が浮かんだ。

ひとりぼっちは怖いから、私も誰かと手を繋ぎたい。

手を繋いで渡れる人も居れば、どんなに怖くても一人で行かなければならない人が居るような気がする。

そしてそれは、生まれる時に自分で決めて来たのだと思う。

私は一人で何でも、思う通りにやってみたいと意気込んで生まれたのかも知れない。

怖いからと逃げてばかりいたら、死んだ時に後悔するんだろうか...

後悔なんてしたくないな。

怖さを抱きしめて一歩進もう。
 
 
写真右下の絵は20代半ばに描いたもの(アルファベットと鉛筆画のコラージュ)

他は、ここ3〜4年の作品

本質的なものは、案外と変わらないのかもね。

 

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御蔵島のスダジイ

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御蔵島のイナサの大ジイ

私に生きる力を思い出させてくれた

神聖で美しい大きな樹
 
 
激しく打ち付ける雨

霧にけむる神秘的な森

イルカの優しい目
 
 
旅のあいだに垣間見た自然の姿は

雨でも晴れても美しく

私の中にも

内なる自然があることを教えてくれた
 
 
後に絵を付けた「泉」という詩は

御蔵島の夜の森から見えた

波に映る月の光を見て出来たもの

 

御蔵島の大きな樹「イナサの大ジイ」

2020年5月に倒れてしまったそう...
 
 

 
御蔵島スダジイに感謝を込めて


「泉」

水面に映る月の光の道
陽を浴びきらめく波の文様
たゆたうように身をまかせ
思うままに楽しめばいい

風や梢のざわめく声を
鳥のさえずる美しい声を
友のささやきや笑い声を
心を澄ませて聴けばいい

ぽっかりと空いた心の穴に
いつしか静かな水が満ちていた
樹々や草木が生い茂り
小鳥の集まる泉となった

時には大きく波打つ水面を
ひとりぼっちの夜の静寂を
投げ込まれる小石でさえ
そのままを味わえばいい

揺れながら
感じながら
あるがまま

ただ生きていけばいい

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写真はこの素敵な旅を提供してくれた、ネイチャーガイド風の道、人見道夫さん撮影です。

ブログはこちら

ameblo.jp

 

追記

御蔵島をテーマにした絵が完成!

作品タイトル 悠久 2021年作

心の奥深くにある神聖な場所へと誘うように泳ぐイルカ、スダジイそして島のサクユリ

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Mami Tamura

 

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記憶の泉

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作品タイトル 記憶の泉

作品サイズ 148×100mm
使用画材 色鉛筆、鉛筆
2020.05.06

 

先日、完成した絵に「記憶の泉」とタイトルを付けた

自分の奥深く、静かな場所にある「泉」
 
 
今、内側に目を向けて

「泉」のほとりに佇んで

自分の本質と向き合っている人多いだろうな
 
 
どこまでも深くて広大で

原始的なエネルギーに満ちていて

枯れることのない泉
 
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作品タイトル 叡智 〜source〜

サイズ 約270×224×20mm
使用画材 水彩絵具、墨 木製パネルに紙貼
2020.03.05


そんな場所から生まれた3点

3枚目の「炎」は、まだ絵を再開したばかりの頃の作品

屋久島を旅して、自分の中に原始的で

情熱的なエネルギーが沸き立ったことが

十数年ぶりに再び描くきっかけを与えてくれた
 
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作品タイトル 炎

使用画材 紙、アクリル絵具、パステル、チャコールペンシル
サイズ 約330×230mm
2017.01.31


「記憶の泉」とても気に入っている

こういう作品をもっと描きたい

感性を磨いて、もっと描写力を付けなきゃな

 

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『骨を彩る』彩瀬まる/著

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【ブックレビュー & アート 】

 

物語からインスピレーションを得て描いた絵と本の紹介

 


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『骨を彩る』彩瀬まる

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夫の好きなところを聞かれたら、私は間違いなく「手」と答えるだろう。

 


細くて長い美しい指。薄くて大きい手のひら。

 


夜中に目が覚めると、必ず頭をそっと撫でてくれた優しい手を私はもう鮮明に思い出すことが出来ない。

 


感覚は遠ざかり、月日は良くも悪くも記憶を曖昧にする。

 

 

短編『指のたより』の主人公、津村は十年前に妻・朝子を大腸がんで亡くしている。

 


夢の中に出てきた朝子に違和感を感じ、妻の小指が欠けていることに気づく。

 


夢を見るたび、指が欠けていくのだ。まだ元気で輝かしかった頃の笑顔なのに...

 

 

彩瀬まるが紡ぐ物語は、簡単に感傷に浸らせてはくれない。

 


残された中学生になる娘・小春が、祖父母から掛けらる言葉に嫌悪する場面の一文を借りれば

 


「大抵の人間は、死者にまつわる風景を無意識に飴玉にする癖があるのだ。手前勝手に解釈し、センチメンタルな甘さをしゃぶり、ねぶる。」

 


その言葉に痛いくらい共感すると同時に、激しく揺さぶられ、心がささくれ立つ。

 

 

『骨を彩る』は5つの物語からなる連作短編集

 


登場する人たちはどこか欠落を感じ、柔らかな心に痛みを抱えて生きている。

 


「私の中で、いつも、骨みたいなものが、足りなくて」と感じる彼女

 


「深く骨を蝕む黒々とした染み」を抱える少女に共鳴し、何度も涙が溢れた。

 

 

悩みもがきながらも、人は人を求め、分かち合いたいという思いを捨てられない。

 


連なったビーズ玉は、ばらばらになり、いつしか「かちん」とぶつかる音のする関係になってしまった。

 


けれど、切れてしまった糸を丁寧に手繰り寄せれば、おぼろげな記憶の断片は色を取り戻し

 


確かにそこに在った優しさや、気づけなかった愛を見つけることが出来る。

 

 

短編ごとに主人公が変わるが、登場する人が重なり繋がっている。

 


周りから頼りにされ、羨ましがられるような人物が、物語が変わると別の顔を見せる。

 


それは人が多面的で、誰もが心の内に痛みを抱え、それでも懸命に生きていることを想像させる。

 

 

心に巣食う孤独や傷に触れながらも、読後感は爽やかで優しい希望に満ちている。

 


豊かな素晴らしい表現力で、情景が目に浮かび、音や匂い、流れる風を感じさせる。

 


物語の中に引き込まれ、主人公たちと想いを重ね、痛みを分かち合った。

 

 

薄れていく愛おしい時間も、忘れられない傷や痛みも

 


いつしか自分を支える人生の彩りになっていくのだろう。

 


心が静かな希望に満たされていく一冊。

 

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幻冬舎 文庫本・電子書籍あり

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レビュー & 絵 Mami Tamura

作品タイトル 「記憶の泉」

作品サイズ 148×100mm

使用画材 色鉛筆、鉛筆

2020.05.06

 

#ブックレビュー #アート

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『骨は珊瑚、眼は真珠』池澤夏樹 / 著

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【 ブックレビュー & アート 】
 
本からインスピレーションを得て絵を描く試み

いつか本の表紙や挿画を描きたい

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『骨は珊瑚、眼は真珠』池澤夏樹
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本を読みながら、何度も眠気が襲ってきて、ウトウトしてしまった。

この短編集『骨は珊瑚、眼は真珠』には、眠る人が多く出てくる。

「眠る女」は、ボストンに住む女が、夢を見ている間に、かつて久高島の祭イザイホーに参加してた記憶を蘇らせていく物語だ。

起きた時には、夢の中の出来事はもう覚えていない。

けれど、確かに私としてそこに在ったという断片的な記憶が、彼女を静かに満たしていく。
 
 
男が夢で、明るい水の中に、膝を抱え身体を丸めて眠る人々の群れを見る「眠る人々」

男は自分の満ち足りた生活が終わり、いつか彼らと交代するのか。

それとも、彼らの見ている夢を自分は演じているのではないかという問いを持つ。
 
 
9編の物語を読みながら、私は登場する彼女になったり、彼になったり、最後の一羽のシマフクロウになる。

主人公に成り代わって物語を体験すると言うよりは、まるで夢を見ているかのように、実態の自分はこちらにありながら、あちらの世界を俯瞰で覗き込むような感覚。

かつての記憶、かつての自分、かつての片割れ...

あの世から、過去や未来や宇宙へと、あちらとこちらを夢見るように、意識は私を離れ運ばれてゆく。
 
夢うつつに本を読みながら、私が私と思っている〈この存在〉は、不確かでおぼろげなもののように思えてくる。
 
 
「北への旅」は人類滅亡の話で、この時期に読み返してドキリとした。

私だったら、迫りくる死をどう受け入れ、最期の瞬間をどんな風に過ごすだろうか。
 
 
9つの物語はバラエティーに富んでいて、切なくなったり、ほっこりしたり、いくつもの人生を旅するように読んだ。

誰かの記憶ではなく、私という魂の中に在ったであろう記憶を旅する短編集。

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文春文庫版は絶版

集英社単行本は電子書籍あり

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レビュー & 絵 Mami Tamura

作品タイトル 旅する記憶
作品サイズ 148×100mm
使用画材 色鉛筆、鉛筆

2020.04.29
 
#ブックレビュー #アート

 

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心には希望も明るく灯っている

様々な情報に触れていると、否が応でも感情が揺さぶられ、ネガティブな思いも湧いてくる。

私が何に、刺激されているかと言えば、コロナウイルスは自分が感染して無症状だったとしても、他の人を感染させてしまう可能性があるという点だ。
 
 
自分一人が感染し苦しんだり、たとえ死んだとしても、それはそれでしかたないと思える。

けれど自分の行動や選択が、感染を広げ、誰か大切な人や家族を苦しめるかも知れない。

そのことに私は一番、怖れを感じている。

悪い方向に想像が膨らみ、うっかり歩みを止めそうになる。

情報を精査し、自分の在り方をしっかりと見つめよう。

人々の怖れや不安が膨れ上がり、怒りや攻撃の渦が大きくなっていくことも怖い。

コロナウイルスについては、未知なことが多く、それがきっと怖れや不安に拍車をかけているのだろう。
 
 
私は自分の怖れや不安を当然のこととして、抱きしめようと思う。

そして恐怖に飲み込まれるのではなく、出来るだけ朗らかで在ろうと思う。

何でもない日常の有り難さを思い知る。
 
 
さっき、自分一人が感染したり死ぬのは構わないと書いたけれど、思い違いだと気がついた。

自分自身を大切にすることが、大きな意味で、大切な人や家族を守ることになる。

そう思ったら、心が少し軽くなった。

私は私を愛で満たし、幸せにしていこう。
 
 
これから様々なことが起こり、長い年月をかけて、時代は大きく変化していくだろう。

湧き上がる思いを抱きしめ、大空に解き放つ。

いつだって、自分の為に立ち上がり、最善を選択する強さがあることを思い出そう。

暗いことを書き連ねたけれど、心には希望も明るく灯っている。

たくさんの気づきを得て、新たなヴィジョンも見えてきた。

心の翼を大きく広げて、自由自在に羽ばたけるように

自分を信じて、目の前のことを大切にしていこう!

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〜REBORN〜

作品サイズ 約33×24cm
使用画材 パステ
2017.09.06.

 

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