絵と言葉と

生きることはアートだ。生きるを笑おう、生きるを遊べ!

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ここ半年ほど前からだろうか、自分が大きな変化の時期にあることを実感している。

それはまるで、ずっと纏わり付いていた霧が徐々に消えていき、ようやく太陽の光が差し込んで来たような感覚だ。

私は子供の頃から、心が不安でいっぱいで、いつも緊張していた。

外へ向かう時は、気合を入れて挑むような気持ちでいるのが常で、やり切っては疲れて内に籠るということを繰り返して来たように思う。

消えない不安感は、幼少の頃の親子関係に原因がある。

ずっと前から気づいていたのだけれど、様々なパズルのピースがはまるように、困難な状況を作り出している根源がそこにあることを頭ではなく身体で理解した。

私は今まで、両親から得られなかった愛情を外に求めては、人生を複雑なものにしていた。

外側の世界に満足出来るものはなく、一時的に安らぎを得たとしても、今度は失うことが怖くなる。

生きることが苦しい理由は、安心という感情と拠り所となる場を持たない(知らない)まま大人になってしまったからだと腑に落ちた。

そして自己憐憫ではなく客観的に、厳しい環境だったなと、これまでの経験を冷静に振り返った。

私が「私の家」になろう

自分の内側に、安心できるHomeを作ろうと決めた。

そこには絶えることなく泉が湧き出ていて、美しい草花が生い茂り、大いなるものと繋がっている。

そんな場所を身体の内側に持つことが、私にとって最も大切なことだと気づいた。

気持ちが楽になり、身体の緊張が解けていく。

何だかパワーが湧き、強くなった気さえして、このことに気づくための長い道のりだったのかとすら感じる。

その他にも、観察者の視点で心の癖や行動に意識的になることで、自分を駄目にする行為や責めることが減った。

まっさらな今の自分に、そぐわない物事も、どんどん整理をしている。

「今ここ」は過去も未来も関係なく、どんな風にも自分次第で創造出来る。

当たり前で、ありふれていて、知っているようで、見えていなかったことが、今ようやく分かりかけている。
 
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画像タイトル
花のように 風のように 海のように

サイズ 約270×224×20mm
使用画材 水彩絵具、鉛筆 木製パネルに紙貼

2020.02.12

 

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